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文芸出版社として1970年に創立。地域に根ざす一方、広く世界にも目を向けた出版や文化的なイベント、事業に取り組んで約40年になります。
創立以来続く月刊誌「かまくら春秋」をはじめ、季刊誌「星座」-歌とことば-、季刊誌「詩とファンタジー」などの定期刊行物。また、文学、歴史、自然、芸術等幅広いジャンルの単行本を出版。永井路子、田村隆一、養老孟司、三木卓、河竹登志夫はじめ多彩な作家らの本を手がけてきました。
このほか、国際交流プロジェクトとして、南蛮屏風下張りの修復作業とその記録集の出版、世界各国と日本をお互いのことばで紹介する「子どものための小百科」シリーズ、日本歌謡の源流でもある仏教音楽の一つ「声明(しょうみょう)」と日本文学の作品朗読の海外公演なども行っています。
社名 | 株式会社 かまくら春秋社 |
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所在地 | 〒248-0006 鎌倉市小町2-14-7 かまくら春秋スクエア4F |
電話番号 | 0467-25-2864(代表) |
代表取締役 | 伊藤玄二郎 |
設立 | 1970年4月 |
業務内容 |
・図書出版 単行本、雑誌の出版 ・企画編集制作 企業、官公庁、団体等の広報媒体の企画立案および編集、製作。自費出版 ・イベント企画運営 文化イベント等の企画と運営 ・映像制作 文学館等の映像番組制作 |
1970年4月創刊の月刊「かまくら春秋」は通巻628号(2022年8月号)になりました。1989年全国タウン誌大賞受賞、1993年全国タウン誌大賞編集技術賞受賞。
月刊「かまくら春秋」の連載の中から生まれた書籍も数多くあります。
作家・永井路子が歩いた鎌倉の歴史散策エッセイ集『私のかまくら道』、文化人の父を持つ子が執筆した『父の肖像』、後世に残る"鎌倉の今を綴った"作家・三木卓による『鎌倉日記』、暮らしの中の"食"を説いた料理研究家・辰巳芳子の『味覚日乗』など。
1979年、国重要文化財 鎌倉・壽福寺本『喫茶養生記』復刻〔解説書付〕、限定880部発行。「喫茶養生記」は日本に茶を伝えた栄西によって記された日本最古の茶道書。
2000年発行の『天国の本屋』が3年後に大ブレイク。盛岡の書店から口コミで広がり全国の書店でベストセラーに。舞台、そして2004年には竹内結子主演で映画化されました。
2001年より"鎌倉の小事典シリーズ"を刊行。全144カ寺を網羅した『鎌倉の寺』、全ての社を掲載した『鎌倉の神社』、鎌倉の文学をめぐる『鎌倉の文学』、四季の花の見どころを紹介した『鎌倉の花』、古式ゆかしい年中行事を紹介した『鎌倉のまつり・行事 小事典』。
OTSUKA漫画ヘルシー文庫 1989年より大塚製薬のメセナ事業のひとつである「OTSUKA漫画ヘルシー文庫」(監修:日本医師会、日本学校保健会)の企画・編集制作を行っています。小学校向けシリーズ全12巻、中学校向けシリーズ全6巻、2008年より新小学校向けシリーズが始まりました。全国の学校、図書館に配布されています。やなせたかし、赤塚不二夫、ちばてつや他の漫画家が執筆。
わがまちシリーズ 自治体発行による一般市民を対象とした"ポケット版市史"を企画。編集制作作業を行います。鹿児島県・川内市(現在の薩摩川内市)、鹿児島県・加世田市(現在の南さつま市)、茨城県・古河市では全戸配布されました。
医師会会報の編集・制作 日本医師会の国民健康読本の制作、神奈川県医師会報新春随想号、鎌倉市医師会誌、茅ヶ崎医師会報などの編集制作を行っています。小社の編集スタッフが医師会編集委員の先生方と打合せをしながら読者に伝わりやすいように編集制作しています。
「みずほの国 日本小百科」の企画・編集制作 2002年、みずほホールディングスの誕生記念に「みずほの国 子どものための日本小百科」を企画・編集制作。日本の歴史や自然、文化、産業などを分りやすく紹介しています。全国約24,000の小学校とみずほ銀行の店舗に配布されました。
電気事業連合会「エネルギーかるた」の
制作とかるた大会の実施・運営
国内9電力会社で構成されている電気事業連合会が、次世代を担う子どもたちにエネルギーの大切さを身近に勉強してもらえる「エネルギーかるた」を制作し、小学校に配布。そのかるたを使用して毎年全国8カ所で「かるた大会」を実施。読み札を全国の小学生から募集、絵札はやなせたかし、ちばてつや他の漫画家が担当。絵札の裏には教材として使用できる解説をつけています。
子どものための「やさしい小百科」の企画・編集制作
子どもたちに互いの国を深く知ってもらうための小百科。その国の歴史・自然・産業・文化をやさしく紹介。それぞれの国の全小学校に配布されました。
ポルトガル語版「日本小百科」 日本語版「やさしいポルトガル」
協賛:2005年日本博覧会実行委員会
フィンランド語版「日本小百科」 日本語版「やさしいフィンランド」
協賛:わかさ生活
企業広報媒体誌 企業とユーザーを結ぶ定期広報誌の企画・編集制作。企画の立案から、取材、撮影、原稿作成、デザイン、編集、配布先への納入まで行います。40年近く培った豊富な素材を提供しています。
自費出版 自費出版はかけがえのない1冊の本を残す本づくりです。長年出版編集に携わったスタッフがその経験を活かし、誠実な対応を心がけています。エッセイ集、歌集、句集、画文集、遺稿集など個人向けの自費出版のほか、社史、記念誌など企業や団体の企画・編集制作を行います。
JTポエムコンテスト(1992年?2001年) 一般公募した詩のグランプリを決定、その作品集を編集制作。田村隆一、白石かずこ、荒川洋治、ねじめ正一、清水哲男、黛まどか、EPOなどの審査員をコーディネイト。公開最終審査は小社代表伊藤玄二郎が司会進行を務めた。全国各地への"出前ポエム塾"も企画・運営。主催:JT(日本たばこ産業)
エヴォラ屏風の修復と記録集の刊行 16世紀の末ごろポルトガルに渡った南蛮屏風の下張りに使用された和紙の中には、当時の社会状況を知る手がかりになる歴史上重要な文書が存在します。ポルトガル国立エヴォラ古文書館に保存されていたその資料の修復と日本語とポルトガル語併記による記録集を編集・制作。
国際交流「声明」公演
5?6世紀に仏教の伝来とともに伝えられた仏教儀式音楽である声明(しょうみょう)は、日本の歌謡の源流といわれています。典雅で神秘をたたえた演奏と声明をバックに芥川龍之介「蜘蛛の糸」の朗読も併せて行います。また、訪れた国の民族音楽と声明のコラボレーションがさらに交流を深めます。
・ポルトガル公演 エヴォラ大聖堂、サンタレン カナヴァロ公爵邸、リスボン
・ロシア公演 サンクトペテルブルグ ユスーポフ宮殿
・フィンランド公演 ヘルシンキ大学ホール、ロヴァニエミホール
・日本公演 JTアートホール、比叡山延暦寺根本中堂、丹波さざなみホール、福知山成美高校
建長寺 親と子の土曜朗読会 朗読のプロによる「語り」によって、名作や名詩の素晴らしさ、日本語のリズムや表現の美しさを感じとり、ことばへの関心を深めてもらうことを目的に2005年1月にスタート。毎週休むことなく、土曜日午前10時?11時まで建長寺で行っています。関東学院大学の学生さんの協力のもと、朗読は女優・牧三千子さん、作品とその時代背景などの解説は小社代表の伊藤玄二郎が担当しています。年に数回、地方へ出掛け"出前朗読会"も行っています。
神奈川県立近代文学館 ビデオシリーズ 神奈川県立近代文学館内のビデオライブラリーで放映される資料映像番組の編集制作。「北原白秋と三崎」「有島武郎と横浜」「横浜開港」「夏目漱石と鎌倉」「芥川龍之介と鎌倉」「交通網の発達と文学空間の広がり」「尾崎一雄 あの日この日」「堀口大學 その詩と人生」「北村透谷と民権運動」など。
鎌倉ケーブルテレビ 番組制作 鎌倉ケーブルテレビ開局時のオリジナル番組の企画・構成・制作。鎌倉在住文化人への訪問インタビュー番組「鎌倉文人模様」、ミステリー作家斎藤栄と歴史に潜む謎解きをしながら鎌倉をめぐる「鎌倉ミステリー紀行」、市内寺院と仏像、文化財を紹介する「鎌倉の寺」、教養講座番組「鎌倉アカデミア」の4番組を制作。